家計を見直すとき、真っ先にやってしまいがちなことがあります。
それは 「食費を削ろう」「買い物を我慢しよう」 と、変動費ばかりに目を向けてしまうこと。
もちろん変動費の管理も大切ですが、
実はもっと簡単で、 しかも効果の大きい節約ポイント があります。
それが――
“固定費の見直し” です。
この記事では、
固定費を見直すだけで年間5万円以上節約できる理由 を、具体的な例とともにわかりやすく紹介します。
■ 固定費とは?「毎月勝手に出ていくお金」のこと
まず固定費とは、毎月ほぼ変わらず支払うお金のこと。
例えば…
- スマホ代
- Wi-Fi(インターネット)
- 保険料
- サブスク代
- 電気・ガス基本料金
- 車の維持費(駐車場代など)
これらは“意識しなくてもお金が出ていく”ため、放置していると家計を圧迫し続けます。
■ 固定費を見直すべき最大の理由
① 一度見直すだけで“翌月から勝手に節約”が続く
節約の多くは毎日の努力が必要ですが、
固定費は一度下げれば自動でコスト削減が続くというメリットがあります。
たとえば、スマホ代を見直して月1,000円下げられた場合、
- 1,000円 × 12ヶ月 = 年12,000円の節約
たった一度の見直しで、毎年1万円以上浮く計算に。
② 意識しなくても節約できるから“ストレスゼロ”
変動費の節約は意志が必要です。
「外食を減らそう」「買い物控えよう」など、我慢が伴います。
一方で固定費は、
- 格安SIMに変える
- サブスクを解約する
- 保険内容を見直す
など、一度手続きするだけで、自動的に生活コストが軽くなるため、ストレスなく続けられます。
■ 具体例:固定費を見直すだけで年5万円以上節約できる
では、どれくらい節約できるのでしょうか?
初心者でも取り組みやすい3つの例を紹介します。
▼① スマホ代の見直し(年間12,000円〜36,000円)
大手キャリア(月5,000円〜8,000円)→格安SIM(月1,500円程度)に変えた場合、
月3,000円〜6,000円の節約 が可能。
年間にすると…
- 月3,000円削減 → 年36,000円
- 月2,000円削減 → 年24,000円
- 月1,000円削減 → 年12,000円
これだけで年1〜3万円以上浮くこともあります。
▼② 不要なサブスクの解約(年間6,000円〜12,000円)
「ほとんど使っていないサブスク」ありませんか?
- 音楽サービス
- 動画サービス
- 新聞アプリ
- フィットネスアプリ
- ゲーム課金
月500円〜1,000円のサブスクでも、年間で見ると大きな金額です。
- 月500円削減 → 年6,000円
- 月1,000円削減 → 年12,000円
サブスクは「数百円だから…」と油断しがちですが、固定費の代表的な“家計圧迫ポイント”です。
▼③ 保険の見直し(年間12,000円〜30,000円以上)
保険は毎月数千円〜1万円以上払っているケースが多く、見直しによって大きく節約できる可能性があります。
- 不要な特約がついていないか
- 過剰な保障になっていないか
- 医療保険・がん保険のダブり
毎月1,000〜3,000円の節約でも、
- 月2,000円削減 → 年24,000円
- 月3,000円削減 → 年36,000円
となり、かなり大きな金額です。
高額療養費制度など公的保険が充実している日本に住んでいるのですから、絶対に見直すべきポイントです。
■ 合計すると“年5万円以上”は余裕で可能
上記3つを合わせると例として…
- スマホ代:月2,000円削減(年24,000円)
- サブスク:月500円削減(年6,000円)
- 保険料:月2,000円削減(年24,000円)
合計 → 年54,000円の節約
つまり、特別な節約テクニックがなくても
固定費を見直すだけで“年間5万円以上”は十分可能です。
■ まとめ|固定費の見直しは「最小の努力で最大の効果
家計改善を始めるなら、
絶対に固定費から手をつけるべきです。
- 一度見直すだけで自動的に節約が続く
- ストレスが少ない
- 効果が大きい
- 年5万円以上の節約も現実的
つまり、固定費の見直しは
“最小の努力で最大の効果”が得られる節約法なのです。
まずは今日、
スマホ・サブスク・保険の3つからチェックしてみてください。
それだけで家計がぐっと軽くなります。
