年1回 必ず確かめましょう!
はじめに
「ねんきん定期便って毎年届くけど、ほとんど見ていない…」
そんな方は多いと思います。
実は私も50代になるまで、詳しく見たことがありませんでした。
誕生月に届く“あのハガキ”は、
将来の年金を知るための、とても大切なヒントの詰まった書類です。
今回は、私が実際に読んで「もっと早く気づけばよかった!」と思ったポイントを、
初心者向けにやさしく解説します。
📨 1. ねんきん定期便には何が書いてある?
ねんきん定期便は、
「これまでの年金加入記録」「将来もらえる年金の見込み」
をまとめた通知です。
誕生月に1回だけ届くため、見逃しやすいですが、内容は意外とシンプルです。
📌 2. 絶対にチェックしたい“3つのポイント”
✔ ① 年金加入期間(すべての基礎)
「何ヵ月分の年金を納めてきたか」が書かれています。
▷ 実体験
私が初めてまじめに見たとき、
**「加入期間の途中に“空白期間”がある」**ことに気づきました。
記載漏れだったようですが、
市役所に問い合わせて修正してもらいました。
このまま放置していたら、将来の年金額が減るところでした。
✔ ② これまでの保険料納付額
自分が払ってきた年金保険料の合計がわかります。
▷ 実体験
数字を見たとき、
「こんなに払ってきたのか…」と正直驚きました。
逆に言えば、払った分は将来の年金額にしっかり反映されるということ。
✔ ③ 35歳・45歳、59歳の節目に記載される“将来の年金見込額”
節目の年齢になると、
「今の働き方を続けた場合、いくらもらえるか?」
という試算額が掲載されます。
▷ 実体験
私の妻が45歳の時に見た金額は、
正直、想像していたよりも少なかったです。
この金額を見た瞬間、
「今の貯蓄ペースでは足りないな…」
と気づいたのが、老後資金の見直しの大きなきっかけになりました。
🧾 3. ねんきん定期便で「気をつけたい注意点」
✔ 年金記録の“漏れ”は意外とある
・転職時
・名前変更
・アルバイト時代
こうしたタイミングで、記載漏れが起きることが。
気づかないままだと、
将来受け取る年金額が少なくなることに…。
✔ 年金見込額は“確定した金額ではない”
現時点の働き方が前提なので、
働き方が変われば金額も変動します。
あくまで「目安」として捉えるのがポイント。
📱 4. “ねんきんネット”でいつでも確認できる
ねんきん定期便をなくしてしまっても大丈夫です。
年金記録は、スマホやパソコンから
「ねんきんネット」
に登録すればすぐに確認できます。
- 過去すべての納付記録
- 将来の年金見込額
- 未納・免除期間の確認
がいつでもチェックできます。
🧠 5. 定期便の読み方を知ると、将来への不安が減る
年金は「難しそう」「専門的」と思いがちですが、
ねんきん定期便の読み方を知っているだけで、
- 将来の備え方
- 不足分の対策
- 働き方の選択
などが“自分のこととして”考えられるようになります。
🎯 まとめ:ねんきん定期便は「年に一度の大事なお知らせ」
私自身、50代になるまであまり意識していませんでしたが、
読み方を知っただけで、
老後の不安が具体的な“対策”に変わりました。
- 加入期間に漏れがないか
- 保険料をきちんと払っているか
- 将来いくらくらいもらえるのか
- 足りない分をどう補うか
ねんきん定期便は、これらを知るための重要なヒントです。
ぜひ、今年の分が届いたら5分でいいので確認してみてください。
