税金の話(応用編)
はじめに
基本編では、給与明細にある「税金の種類」や「控除」について触れました。
応用編の今回は、一歩進んで
“税金で得をする仕組み”を、より生活に近い視点で解説していきます。
私自身、税金をちゃんと理解し始めたのは50代になってから。
最初は「難しそう…」と思っていましたが、調べるほど
“知らなかったせいで損していたことが多い”
と気付きました。
今回は、実際に私が使って効果があった制度や、
理解して家計がラクになったポイントをまとめます。
🏡 1. 住民税の仕組みを知ると「なるほど!」が増える
住民税は「前年の収入で決まる税金」なので、
今年収入が下がっても、来年にならないと税額は下がりません。
🔍 実体験:ボーナスが減ったのに住民税が高くて驚いた
以前、職場の状況でボーナスが少し減った年がありました。
「今年は収入が減ったし、住民税も少なくなるだろう」と思っていたところ…
翌年の住民税を見ると、まったく減っていませんでした。
理由は簡単で、
- “前年はまだ収入が多かった”
- “住民税は1年遅れて反映される”
からです。
この仕組みを知ってからは、
住民税の通知が来ても「なんで?」と混乱しなくなりました。
🧾 2. 年末調整で税金が戻る人・戻らない人の違い
年末調整は「払いすぎた税金を調整して返すしくみ」ですが、
実は “返ってこない人も多い” ということを知りました。
■ 税金が戻る人の特徴
- 生命保険料控除をきちんと提出
- 地震保険料控除を出している
- 配偶者控除や扶養控除の条件を満たす
- 住宅ローン控除の対象
■ 税金が戻らない人の特徴
- 控除の書類を出していない
- 扶養親族なし
- 加入保険が少ない
- 住宅ローンなし
🔍 実体験:保険の書類を出していなくて損した
数年前、忙しさに紛れて生命保険料控除の書類を出し忘れたことがあります。
結果、
「本来払わなくてよかった税金」をそのまま払ってしまいました。
このとき初めて、
書類1枚の重要性を実感しました
💡 3. 医療費控除は「10万円超え」だけじゃない
医療費控除は「年間10万円以上じゃないと意味がない」と思いがちですが、
実は “10万円以下でも使える場合がある” のです。
✔ 年収200万円未満なら
医療費が 年収の5%を超えた分 が対象になります。
🔍 実体験:家族の通院が多かった年に申請して数万円戻ってきた
子どもの歯科治療や自分の通院が重なり、家族の医療費が思ったよりかさんだ年がありました。
レシートを集めて申請してみると、
数万円の還付 を受けられました。
「どうせ無理だろう」と思って放置していたら損するところでした。
🏦 4. ふるさと納税は“上限額”の理解が重要
ふるさと納税は最強の制度ですが、
上限額を超えると損してしまいます。
上限額は年収や家族構成で変わるため、
必ずシミュレーションをしてから使うのがポイント。
🔍 実体験:上限額ギリギリで米と日用品をもらって家計が助かった
私は最初、仕組みが難しく感じて避けていましたが、
実際にやってみると
生活必需品の返礼品がとても役立ちました。
特に「米」「ティッシュ」「トイレットペーパー」は節約効果が大きい!
🧠 5. 知るだけで得する税金知識(応用編まとめ)
- 住民税は “1年後に反映”
- 年末調整は書類を出さないと損
- 医療費控除は10万円以下でも可能性あり
- ふるさと納税は上限額の理解が命
- 税金の仕組みは知識が直接“節約”につながる
🎯 まとめ:税金は難しく見えるけど“生活の味方”になる
税金は、
「よくわからない」「難しそう」という理由で避けがちですが、
実際に少し学ぶだけで
“手取りが増えたような感覚になる”ほど効果があります。
私自身、50代から学び始めても間に合いました。
今日からでも遅くありません。学んでみませんか?
