知っておくべき年金の話

知ることが安心につながる

目次

将来が少し見える“年金の基本”

登場人物

  • 青さん:50代サラリーマン。年金に向き合って考え方が変わった
  • 花丸くん:40歳目前。年金はなんとなく不安だがよく分かっていない

花丸くん
「青さん、年金ってやっぱり考えた方がいいですよね…。
なんとなく不安はあるんですけど、正直よく分かってなくて。」

青さん
「うん、その感じすごく分かる。
俺も50代になるまで、ほとんど同じだったよ。」

青さん
「“難しそうだし、まだ先の話だろう”って思って、ずっと後回しにしてた。」

青さん
「でもね、あるときふと不安になってさ。
“自分、いくらもらえるか全然知らないな…”って気づいたんだよ。」

花丸くん
「それ、今の自分です…」

青さん
「大丈夫。年金ってね、最初に全体をざっくり知るだけで一気に楽になる。」

① 年金は「3階建て」で考えるとわかりやすい

花丸くん
「全体って、どういうふうに考えればいいんですか?」

青さん
「年金はね、“3階建ての建物”で考えると分かりやすい。」

花丸くん
「“老齢”ってよく聞くんですけど、どういう意味ですか?」

青さん
「いいところに気づいたね。」

青さん
「年金っていくつか種類があるんだけど、
その中で“老後にもらう年金”のことを“老齢年金”って呼ぶんだよ。」

青さん
「だから正式には、
1階が“老齢基礎年金”、2階が“老齢厚生年金”っていう名前になる。」

花丸くん
「なるほど、そういう意味だったんですね。」

② 国民年金と厚生年金の違い

青さん
「ここもシンプルに押さえよう。」

■ 国民年金(老齢基礎年金)

👉 20歳〜60歳の全員が加入
👉 老後の土台になる年金

青さん
「これは全員共通の“ベース”。
自営業でも会社員でも、必ずここは入ってる。」

■ 厚生年金(老齢厚生年金)

👉 会社員公務員などが加入
👉 給料に応じて増える

青さん
「会社員はこの2階部分があるから、
1階+2階で受け取れる。」

花丸くん
「じゃあ、自営業の人は1階だけなんですね。」

青さん
「基本はそう。だから将来の年金額に差が出る。」

青さん
「俺も昔はここをちゃんと理解してなくて、
“なんとなくもらえるもの”くらいにしか思ってなかったんだよね。」

③ ねんきん定期便は必ず見る

青さん
「で、自分の状況を知るにはこれが一番早い。」

👉 ねんきん定期便

花丸くん
「毎年来てますけど…正直見てないです。」

青さん
「うん、俺もずっとそうだった(笑)」

青さん
「でもね、50歳のときに初めてちゃんと見てみたら——
正直ちょっとショックだった。」

👉 想像より少ない年金額

花丸くん
「そんなに違うんですか?」

青さん
「“このままじゃちょっと厳しいな…”って思った。」

青さん
「でも逆に、それでやっと現実を見れたんだよね。」

👉 iDeCo
👉 投資
👉 家計見直し

青さん
「全部そこから動き始めた。」

花丸くん
「やっぱり現実を知るって大事ですね…」

④ 働き方で年金は変わる

花丸くん
「年金って、もう決まってるものだと思ってました。」

青さん
「俺もそう思ってた。でも実は違う。」

👉 働き方で変わる

青さん
「給料が高いほど増えるし、
働いた期間が長いほど増える。」

青さん
「特にびっくりしたのが60歳以降の話。」

花丸くん
「まだ増えるんですか?」

青さん
「増える。60〜65歳の数年で結構差が出ることもある。」

青さん
「“あと数年働くかどうかで変わる”って聞いたとき、
正直ちょっと考え方変わったな。」

⑤ 国民年金の落とし穴

青さん
「あとね、これは地味だけど大事な話。」

青さん
「国民年金の“未納”とか“免除”。」

青さん
「会社員だとあまり意識しないけど、
転職の間とか、子どもとかで関係してくる。」

花丸くん
「確かに…考えたことなかったです。」

青さん
「うちの子どもが学生のときにね、
“学生だから払わなくていい”って思ってたんだよ。」

青さん
「でも調べたら、それだと“未納扱い”になるって知って焦った。」

花丸くん
「え、それはまずいですね…」

青さん
「そこで出てくるのが——」

👉 学生納付特例制度

青さん
「これは、学生の間は支払いを待ってもらえる制度。」

青さん
「ちゃんと申請しておけば、
“未納”じゃなくて“猶予扱い”になる。」

青さん
「あとから払うこともできるから、
将来の年金を減らさずに済むんだよ。」

花丸くん
「知らなかったら普通に損してましたね…」

青さん
「こういう制度って、“知ってるかどうか”で差が出るんだよね。」

⑥ 3階部分は「自分で作る年金」

花丸くん
「じゃあ、その3階部分って何をすればいいんですか?」

青さん
「ここも大事なところ。」

青さん
「よくiDeCoって聞くと思うけど、それだけじゃない。」

👉 iDeCo
👉 企業型DC
👉 個人年金保険
👉 貯蓄・投資(NISAなど)

青さん
「つまり、“自分で将来のために積み上げるもの”は全部ここ。」

花丸くん
「NISAも関係あるんですね。」

青さん
「そう。厳密には年金じゃないけど、
老後資金って意味では同じ役割。」

青さん
「その中でもiDeCoはね、
税金面のメリットがかなり大きい。」

青さん
「だから“年金の強化版”みたいに言われることもある。」

花丸くん
「なるほど…選択肢はいろいろあるんですね。」

⑦ 年金は「減らさない」ことが大事

青さん
「最後にもう一つだけ。」

青さん
「年金って、“増やす”より“減らさない”方が大事。」

👉 未納
👉 免除
👉 加入漏れ

青さん
「俺ね、“ねんきんネット”で確認したとき、
ちょっと気になる期間があってさ。」

青さん
「市役所に確認したら登録ミスだったんだけど、
そのままだったら将来減ってたかもしれない。」

花丸くん
「それは怖いですね…」

青さん
「だから、“一回確認する”って本当に大事だと思う。」

まとめ

青さん
「年金はね、難しく考えなくていい。」

👉 1階=老齢基礎年金(土台)
👉 2階=老齢厚生年金(上乗せ)
👉 3階=自分で作る

青さん
「この3階建てを理解するだけで、かなり見え方が変わる。」

締め

年金は、

知らないままだと不安が大きくなる
でも少し知るだけで、見通しが立つ

青さん
「俺も“もっと早く知っておけば…”って思った側だからさ。」

青さん
「だからこそ、今のうちに少しだけでも向き合っておくと、
将来の安心感はかなり変わると思うよ。」

花丸くん
「まずは…ねんきん定期便、ちゃんと見てみます。」

青さん
「それで十分。そこが一番のスタートだから。」

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