はじめに
50代になり、老後のことを考える時間が増えました。
年金は足りるのか、貯蓄は十分なのか、今のままで大丈夫なのか。
不安になっては調べ、調べてはまた不安になる──そんな状態が続いていました。
そんなときに出会ったのが、**山崎元(ヤマザキ ハジメ)**さんの本でした。
山崎元さんは
山崎元さんは、経済評論家・投資の専門家として長年活躍してきた方です。
野村證券や外資系金融機関などで実務を経験し、金融の「売る側・作る側」を内側から見てきた経歴を持っています。
そのため、山崎さんの文章には
- 金融機関にとって都合のいい話
- 個人投資家が不利になりやすい仕組み
が、非常に率直に書かれています。
感情論や夢のある話よりも、合理性と現実性を最優先する姿勢が特徴です。
山崎元さんはどんな本を書いているか
山崎さんの本は、「投資で成功する方法」を煽るものではありません。
むしろ、
- 余計なことをしない
- 分からないものには手を出さない
- シンプルな仕組みを長く続ける
といった考え方を、非常に分かりやすく伝えています。
たとえば、
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」
では、投資初心者がつまずきやすいポイントを対話形式で整理し、
「結局、何をすればよくて、何をしなくていいのか」を明確に示しています。
また、
「ほったらかし投資術」
では、長期・分散・低コストという考え方を軸に、
個人が無理なく続けられる投資の形を解説しています。
私自身、「増やす技術」よりも
**「不安を増やさない考え方」**に強く惹かれました。
やめたこと① 手数料を深く考えずに金融商品を選ぶこと
以前の私は、「おすすめ」「人気」という言葉を信じて、
中身をよく理解しないまま金融商品を選んでいました。
山崎さんの本を読んで印象に残ったのは、
手数料は確実に差し引かれるコストだという視点です。
利益は不確実でも、手数料だけは確実に取られる。
この事実を意識するようになりました。
それ以来、
- 手数料が分かりにくい商品
- なぜ高いのか説明できない商品
は選ばなくなりました。
結果として、運用成績以上に気持ちが楽になったと感じています。
やめたこと② 頻繁に売買して増やそうとすること
相場が気になって、価格を何度もチェックしていた時期がありました。
少し下がると不安になり、上がると迷う。
正直、精神的に疲れていました。
山崎さんの
「投資で一番大事なのは、余計なことをしないこと」
という考え方に触れ、考えが変わりました。
私の場合、頻繁な売買は
成績を良くするどころか、
判断ミスとストレスを増やしていただけだったと感じています。
やめたこと③ 投資で一発逆転を狙う考え
老後が不安になると、
「少しでも早く増やしたい」という気持ちが出てきます。
しかし山崎さんの本を読んで、
50代で大切なのは“増やすこと”より“減らさないこと”
だと感じるようになりました。
私の場合、無理なリスクは
安心よりも不安を増やしていたと思います。
やめたこと④ 保険で不安を埋めようとすること
以前は、「とりあえず安心だから」という理由で
保険を増やしていました。
山崎さんの考え方を知り、
公的保険と民間保険の役割を整理するようになりました。
不安だから入るのではなく、
必要性を理解して選ぶことを意識しています。
やめたこと⑤ 情報を追いすぎること
情報を集めれば集めるほど、
かえって判断できなくなることがあります。
山崎さんの本を読んで、
情報が多いほど、判断は難しくなる
ということを実感しました。
今は、情報源を絞り、
すべてを理解しようとしないようにしています。
まとめ|山崎元さんの本は「やめる勇気」をくれた
山崎元さんの本を読んで、
私が得た一番の変化は、
お金の不安が減ったことでした。
- 何かを足さなくてもいい
- 無理に動かなくてもいい
- 分からないことを追い続けなくていい
50代の私にとって、
この考え方はとても現実的で、続けやすいものでした。
この記事が、
「何を始めるか」ではなく
「何をやめれば楽になるか」
を考えるきっかけになればうれしいです。
