配当も成長も期待できる人気ETF
前回は、高配当ETFとして人気のVYMをご紹介しました。
VYMは大型優良企業を中心に、比較的高い配当を受け取りながら資産形成を目指せるETFです。
一方で、最近よく耳にするのがSCHDです。
「VYMとSCHD、どっちを選べばいいの?」
「配当利回りはどちらが高い?」
「長く持つならどちらがおすすめ?」
私も最初は、この2つの違いがよく分かりませんでした。
そこで今回は、配当だけでなく配当の成長にも注目した人気ETF「SCHD」をご紹介します。
SCHDとは?
SCHDの正式名称はSchwab U.S. Dividend Equity ETFです。
米国の大手証券会社チャールズ・シュワブが運用しています。
SCHDは、単純に配当利回りが高い企業を集めているわけではありません。
- 財務内容が健全
- 安定して利益を出している
- 長年にわたり配当を支払っている
こうした企業を厳しい基準で選んでいます。
つまり、
「配当を出し続ける力がある優良企業へ投資するETF」
と考えると分かりやすいでしょう。
SCHDの基本データ(2026年7月時点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ティッカー | SCHD |
| 正式名称 | Schwab U.S. Dividend Equity ETF |
| 運用会社 | Charles Schwab |
| 設定日 | 2011年10月20日 |
| ベンチマーク | Dow Jones U.S. Dividend 100 Index |
| 経費率 | 年0.06% |
| 保有銘柄数 | 約100社 |
| 分配金 | 年4回 |
| 分配利回り | 約3.5%(変動あり) |
※数値は変動します。
「高配当」と「配当成長」は違う
ここがSCHD最大の特徴です。
高配当ETFは、
「今の配当利回り」
を重視する商品が多くあります。
一方、SCHDは、
「今後も配当を増やせる企業か」
を重視しています。
つまり、
今日の配当だけではなく、
10年後、20年後の配当にも期待するETF
なのです。
SCHDを家族や友人にすすめたい5つの理由
① 配当を増やしてきた企業が多い
長年配当を支払ってきた企業が中心です。
景気が悪くても利益を出しやすい企業が多く含まれています。
② 約100社へ厳選投資
VYMより銘柄数は少ないですが、
その分、厳しい基準をクリアした企業だけで構成されています。
③ 経費率は年0.06%
100万円保有した場合、
年間コストの目安は約600円です。
VYMと同じ低コストです。
④ 値上がりも期待できる
SCHDは配当だけではありません。
過去にはVYMを上回るリターンを記録した期間もあります。
もちろん将来も同じとは限りません。
⑤ 長期投資との相性が良い
利益を増やしながら配当も増やす企業は、
長期で資産形成を考える人に向いています。
SCHDとVYMの違い
| 項目 | SCHD | VYM |
| 重視する点 | 配当成長 | 高配当 |
| 保有銘柄数 | 約100社 | 約530社 |
| 分配利回り | 約3.5% | 約2.7% |
| 経費率 | 0.06% | 0.06% |
| 分散性 | やや低い | 高い |
結局どっちがいい?
私は、
配当収入を重視するならVYM
配当も企業の成長も期待するならSCHD
という考え方が分かりやすいと思います。
どちらも優れたETFなので、
「どちらが勝ち」
という商品ではありません。
SCHDのメリット
- 配当成長が期待できる
- 財務が健全な企業が多い
- 経費率が低い
- 長期投資向き
- 配当と値上がりの両方を狙える
SCHDのデメリット
- 約100社なのでVYMより分散性は低い
- 値動きはVYMよりやや大きいことがある
- 配当利回りは変動する
- 米国株だけに投資する
SCHDはどんな人に向いている?
- 配当金も増やしたい人
- 長期投資を考えている人
- 配当だけでなく値上がりも期待したい人
- 優良企業へ集中投資したい人
青さん評価
| 評価項目 | 青さん評価 | 理由 |
| 初心者向け | ★★★★☆ | 商品の考え方は分かりやすい |
| 分散性 | ★★★★☆ | 約100社へ厳選投資 |
| 成長期待 | ★★★★★ | 配当と企業成長の両方を期待できる |
| 配当 | ★★★★★ | 配当成長が魅力 |
| 低コスト | ★★★★★ | 年0.06% |
| 家族へのおすすめ度 | ★★★★★ | 長期投資との相性が良い |
青さんなら家族や友人にすすめる?
もし家族や友人から、
「配当金も欲しいけれど、将来の成長も大切にしたい。」
と相談されたら、私はSCHDを有力候補として紹介します。
ただし、SCHDも万能ではありません。
約100社へ厳選しているため、VYMより分散性はやや低くなります。
私なら、
- より広く分散したいならVYM
- 配当成長を重視するならSCHD
という違いを説明したうえで、本人が納得できる方を選んでもらいます。
青さんからひとこと
この記事では、私自身が調べて納得し、「家族や友人に紹介するなら」という視点でSCHDをご紹介しました。
もちろん、「SCHDがすべての人にとって正解」というわけではありません。
年齢や資産状況、投資経験、値動きへの考え方によって、選ぶ商品は変わります。
大切なのは、
- 自分は何のために投資をするのか
- 配当収入を重視するのか、資産の成長を重視するのか
- 10年、20年と無理なく続けられる商品なのか
を考えたうえで、自分に合った投資を続けることです。
私は、資産形成で一番大切なのは、
「続けられる投資を選ぶこと」
だと考えています。
この記事が、あなたに合ったETFを見つけるきっかけになればうれしいです。
まとめ
SCHDは、配当の高さだけでなく、配当を増やし続ける企業に注目した人気ETFです。
「今の配当」だけでなく、「将来の配当成長」にも期待したい人には、有力な選択肢の一つになるでしょう。
次回予告
次回は、もう一つの人気高配当ETFHDVをご紹介します。
VYMやSCHDとの違い、どんな人に向いているのかを分かりやすく解説します。
投資に関する注意事項
※本記事は、私自身が調べた内容や考え方をまとめたものであり、特定の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。
※掲載している情報は記事執筆時点のものです。制度や手数料、経費率、組入銘柄などは変更される場合がありますので、最新の情報は運用会社や証券会社の公式サイトでご確認ください。
※投資には元本割れを含む価格変動リスクがあります。また、過去の運用実績は将来の運用成果を保証するものではありません。
※最終的な投資判断は、ご自身の目的やリスク許容度を踏まえ、ご自身の責任でお願いいたします。
