公的保険とは?私たちの生活を支える5つの制度をやさしく解説【2026年最新版】
「保険」と聞くと、生命保険や医療保険などの民間保険を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
私自身も以前は、「もしものために何か保険へ入っておけば安心」と考えていました。
しかし、お金について学ぶ中で気づいたことがあります。
私たちはすでに、とても大きな保険に加入しているということです。
それが公的保険制度です。
病気になったとき。
ケガをしたとき。
仕事を失ったとき。
老後を迎えたとき。
日本では、こうした人生のさまざまなリスクに備える仕組みが整えられています。
この記事では、公的保険とは何か、どのような制度があるのかを初心者向けにわかりやすく解説します。
公的保険とは?
公的保険とは、国や自治体が運営する社会保険制度のことです。
加入は原則として義務で、私たちは保険料を出し合い、お互いを支え合っています。
公的保険と民間保険の違い
(比較表)
つまり、
公的保険が生活の土台。
民間保険は、その土台で足りない部分を補う存在と考えると分かりやすいでしょう。
私たちを支える5つの公的保険
(一覧表)
この中でも、多くの人が利用する機会が多い制度を見ていきましょう。
① 健康保険|医療費の負担を大きく軽減してくれる
病院で診察を受けると、多くの現役世代は医療費の3割だけを支払います。
例えば、
- 医療費:10,000円
- 自己負担:約3,000円
- 健康保険が負担:約7,000円
私たちは普段あまり意識していませんが、この制度によって医療費の負担が大きく軽減されています。
高額療養費制度とは?
高額療養費制度は、1か月の医療費が高額になった場合、自己負担額が一定の上限までとなる制度です。
例えば100万円の医療費がかかっても、所得に応じた自己負担上限額を超えた分は払い戻されます。
※自己負担額は所得や年齢によって異なります。
マイナ保険証で手続きが簡単に
現在は、マイナ保険証に対応した医療機関では、窓口で自己負担限度額までの支払いとなるケースが増えています。
② 年金保険|老後だけではない公的保険
年金には、
- 老齢年金
- 障害年金
- 遺族年金
があります。
つまり、老後だけではなく、障害や死亡という人生の大きなリスクにも備える制度です。
③ 雇用保険|仕事を失ったときの支え
雇用保険には、
- 失業給付
- 育児休業給付
- 教育訓練給付
などがあります。
働く人の生活を支える大切な制度です。
④ 労災保険|仕事中の事故に備える
仕事中や通勤中の事故でケガをした場合には、労災保険が利用できます。
医療費だけでなく、休業補償なども受けられます。
⑤ 介護保険|介護が必要になったときの支え
40歳から保険料を負担し、介護が必要になったときには各種介護サービスを利用できます。
公的保険を知ると保険選びが変わる
公的保険を知ることで、
- 医療費への不安
- 収入が途絶える不安
- 老後への不安
を整理しやすくなります。
そのうえで、足りない部分だけを民間保険で補えば、無駄な保険料を抑えることにもつながります。
まとめ
公的保険は、
- 健康保険
- 年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
- 介護保険
という5つの制度で私たちの生活を支えています。
まずは「自分はどのような制度に守られているのか」を知ること。
それが、お金や将来への不安を減らす第一歩になると私は考えています。
※免責事項
本記事は2026年7月時点の制度をもとに作成しています。制度内容は法改正などにより変更される場合があります。最新情報は加入している健康保険組合、日本年金機構などの公的機関でご確認ください。
