はじめに
新NISAが始まってから、
「新NISAだけで老後資金は足りますか?」
という質問をよく見かけるようになりました。
私も58歳になり、
老後のお金について真剣に考えるようになりました。
でも私は、
「新NISAだけで足りるか」よりも、「老後にいくら必要なのかを具体的に考えること」の方が大切だと思っています。
今回は、
私自身の考え方をご紹介します。
老後資金は「2,000万円」ではない
「老後には2,000万円必要」
という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
でも、
この2,000万円という数字は、
すべての人に当てはまるわけではありません。
年金額も、
生活費も、
退職金も、
人それぞれ違います。
だから、
最初に考えるべきことは、
「自分はいくら必要なのか」
ということです。
まずは毎月の生活費を確認する
例えば、
老後の生活費が毎月25万円、
年金収入が20万円だったとします。
すると、
毎月5万円不足します。
年間では60万円。
もし20年間不足すると、
60万円 × 20年 = 1,200万円
30年間なら、
60万円 × 30年 = 1,800万円
という計算になります。
つまり、
老後資金は、
毎月の不足額から逆算すると考えやすくなります。
年金を確認することから始めよう
私は50代になってから、
ねんきん定期便を以前より真剣に見るようになりました。
自分はいくら年金を受け取れるのか。
それを知るだけでも、
老後への不安は少し小さくなります。
年金額が分かれば、
不足する金額も見えてきます。
新NISAで毎月いくら積み立てればいい?
ここが一番知りたいところではないでしょうか。
例えば、
老後まで10年あるとして、
年率5%で運用できた場合の目安は次のようになります。
| 老後資金の目標 | 毎月の積立額(10年間・年率5%想定) |
|---|---|
| 500万円 | 約3万2千円 |
| 1,000万円 | 約6万5千円 |
| 1,500万円 | 約9万7千円 |
| 2,000万円 | 約13万円 |
※あくまでシミュレーションであり、運用成果を保証するものではありません。
私は、
こうした数字を見ながら、
「ゴールから逆算する」
ことが大切だと思っています。
新NISAの年間投資枠
2026年7月現在、
新NISAでは年間360万円まで投資できます。
- つみたて投資枠:年間120万円
- 成長投資枠:年間240万円
合計で年間360万円です。
だからといって、
最初から満額を目指す必要はありません。
無理をすると、
途中で続かなくなるからです。
私ならこう考える
私は、
まず
「老後にいくら必要なのか」
を考えます。
次に、
毎月いくら積み立てられるのかを考えます。
もし難しいなら、
家計を見直します。
実際、
私は保険や固定費を見直し、
投資に回せるお金を増やしてきました。
投資額を増やす前に、
家計を整えることも資産形成だと思っています。
大切なのは「目標」と「逆算」
新NISAは、
「いくら投資できるか」
を競う制度ではありません。
大切なのは、
「いつまでに」「いくら必要なのか」
を考え、
そこから逆算して毎月の積立額を決めることです。
目標が決まれば、
投資はずっとシンプルになります。
青さんのひとこと
40代の頃の私は、
何となく積み立てを続けていました。
でも今は違います。
まず目標を決める。
そして、
そこから逆算して積立額を決める。
この考え方に変わってから、
投資への迷いが少なくなりました。
私は40代から本格的に資産形成を始めました。
決して早いスタートではありませんでしたが、
家計を見直し、
長期・積立・分散投資を続けたことで、
50代で3,000万円以上の金融資産を築くことができました。
だからこそ、
私は声を大にして伝えたいのです。
50代からでも決して遅くありません。
新NISAは、
資産形成を始めるための素晴らしい制度です。
でも、
資産を増やしてくれるのは制度ではありません。
目標を決めること。
毎月コツコツ積み立てること。
そして、
長く続けること。
これこそが、
老後資金づくりへの一番の近道だと私は実感しています。
次回予告
青さんの「投資の考え方シリーズ」⑧
投資で一番大切なのは「続けること」
・なぜ続ける人が資産を増やせるのか
・私が投資をやめなかった理由
・相場より大切なもの
・58歳になった今、一番伝えたいこと
について、私自身の経験を交えながらお話しします。
免責事項
本記事は、筆者個人の体験や考えをもとに作成したものであり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。
投資には価格変動リスクがあり、元本割れとなる可能性があります。また、将来の運用成果を保証するものではありません。
記事内の内容は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。制度や商品内容は変更される場合がありますので、最新の情報は各金融機関や運用会社の公式サイトでご確認ください。
この記事は、投資初心者の方が「自分で考えるきっかけ」になればという思いで書いています。正解は一つではありません。ご自身に合った資産形成を見つける参考になれば幸いです。
投資判断は、ご自身の目的や資産状況を踏まえたうえで、ご自身の責任と判断でお願いいたします。
