青さんの「投資の考え方シリーズ」⑩ 私が投資で一番伝えたいこと

58歳になった今、私が投資で一番伝えたいこと

目次

はじめに

私は現在58歳です。

40代から本格的にお金のことを考え始め、これまでさまざまな経験をしてきました。

個別株に集中投資して、株価が約80%下落したこと。

怖くなって損切りしたこと。

保険を見直して、年間18万円の固定費を削減したこと。

新NISAでインデックス投資を続けていること。

オルカンやNASDAQ100など、さまざまな投資信託について学んできたこと。

そして現在は、3,000万円以上の金融資産を築くことができました。

もちろん、すべてが順調だったわけではありません。

むしろ、失敗したからこそ気づいたことがたくさんあります。

そんな私が58歳になった今、投資初心者や家族に一番伝えたいことがあります。

それは、

「焦ってお金を増やそうとしなくていい。まず自分の生活を整え、余裕資金で、自分が納得できる投資を長く続けることが大切」

ということです。

今回は、「投資の考え方シリーズ」の第10回として、これまでの私の経験から学んだことをお話ししたいと思います。

私も最初から投資がうまくいったわけではない

今でこそ私は、

「長期・積立・分散が大切」

と考えています。

でも、最初からそうだったわけではありません。

投資を始めた頃の私は、

「できるだけ早く資産を増やしたい」

と思っていました。

そして、一つの個別株に期待しました。

自分なりに調べて、

「この会社はこれから伸びる」

「きっと株価は上がる」

そう信じていました。

ところが、コロナショックで株価は大きく下落。

最終的には、私が買った価格から約80%も下がりました。

私は怖くなり、損切りしました。

当時は本当に悔しかったです。

でも今では、この失敗が私の投資に対する考え方を大きく変えてくれたと思っています。

「大きく儲けること」より大切なことがある

個別株で失敗した頃の私は、

「どの商品なら一番儲かるか」

ばかり考えていました。

でも今は違います。

私が大切にしているのは、

「自分が安心して長く続けられるか」

です。

どれほど高いリターンが期待できても、暴落したときに怖くなって売ってしまうなら、自分には合っていないのかもしれません。

反対に、多少の下落があっても納得して持ち続けられるなら、それは自分に合った投資と言えるでしょう。

投資では、誰かにとっての正解が、自分にとっての正解とは限りません。

投資を始める前に、家計を整える

私が58歳になった今、特に伝えたいことがあります。

それは、

投資だけを頑張っても、資産形成はうまくいかない

ということです。

例えば、毎月3万円を投資していても、必要のない保険に毎月2万円払っていたらどうでしょう。

一生懸命投資で利益を増やそうとしている一方で、家計からお金が流れ続けていることになります。

私自身、保険を見直したことで月に約1万5,000円、年間では約18万円の固定費を減らすことができました。

これは株式投資のように値下がりすることもありません。

一度見直せば、その効果が毎月続きます。

だから私は、

「投資を始める前に、まず家計を整える」

という考え方を大切にしています。

生活防衛資金があるから、暴落にも耐えられる

私は現在、約2年分の生活費を現金で確保しています。

これも、私が安心して投資を続けられる理由の一つです。

もし株価が30%、40%下落しても、すぐに投資信託を売って生活費を作る必要はありません。

もちろん、現金をどのくらい持つべきかは人によって違います。

半年分で安心できる人もいれば、1年分、2年分必要な人もいるでしょう。

大切なのは、

暴落が来ても慌てて投資資産を売らなくて済むだけの現金を持っておくこと。

私はそう考えています。

投資は余裕資金でする

投資で最も避けたいことの一つは、

近いうちに必要なお金まで投資してしまうこと

だと思います。

子どもの教育費。

住宅の修繕費。

車の購入費。

数年以内に使う予定があるお金。

こうしたお金まで株式に投資してしまうと、必要になったときに相場が暴落しているかもしれません。

だから私は、

生活に必要なお金と投資するお金を分けて考えています。

投資は、

「しばらく使う予定のない余裕資金で行う」

これが基本だと思っています。

私がインデックス投資を選んだ理由

個別株での失敗を経験した後、私は投資について改めて勉強しました。

そして、たどり着いたのが、

長期・積立・分散

という考え方です。

一つの企業に将来を託すのではなく、多くの企業に分散する。

相場の上げ下げを予想するのではなく、長く市場に居続ける。

一度に大きく賭けるのではなく、コツコツ積み立てる。

私には、この方法が合っていました。

もちろん、インデックス投資にも元本割れのリスクがあります。

暴落もあります。

必ず利益が出るわけでもありません。

それでも私は、一つの企業の未来を予想し続けるより、世界経済や多くの企業の成長を信じる方が、安心して投資を続けられます。

私はNASDAQ100にも投資している

私はインデックス投資を中心にしていますが、オルカンだけを保有しているわけではありません。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドにも投資しています。

実際、これまでかなり増えてくれました。

私はAIや半導体をはじめとする米国の成長企業に期待しているからです。

ただし、NASDAQ100はオルカンより値動きが大きく、米国の大型テクノロジー企業への集中度も高い指数です。

だから私は、

「NASDAQ100が一番おすすめ」

とは言いません。

大切なのは、

自分が何に投資しているのかを理解し、そのリスクに納得していること

だと思っています。

他人と比べない

投資をしていると、どうしても他人が気になります。

「30代で資産5,000万円」

「投資で1億円達成」

「今年は資産が1,000万円増えた」

SNSには、そんな投稿がたくさんあります。

見ると、

「自分は遅れているのでは?」

と思うこともあります。

でも、収入も違います。

家族構成も違います。

住んでいる場所も違います。

必要な生活費も違います。

投資を始めた年齢も違います。

だから、他人と比べても仕方がありません。

比べるなら、

昨日の自分、1年前の自分。

私はそう考えるようになりました。

50代からでも遅くない

私は40代から本格的に資産形成を始めました。

20代から始めた人と比べれば、決して早くありません。

それでも、

家計を見直し、

無駄な固定費を減らし、

余裕資金を作り、

長期・積立・分散を意識して投資を続けてきました。

その結果、50代で3,000万円以上の金融資産を築くことができました。

だから私は、

「もう50代だから遅い」

とは思いません。

確かに、若い人ほど運用期間は長くありません。

だからこそ、一発逆転を狙うのではなく、自分の家計と向き合い、目標を決め、できることを一つずつ続けることが大切だと思っています。

投資の目的を忘れない

私たちは、何のために投資をするのでしょうか。

資産額を競うためでしょうか。

誰かよりお金持ちになるためでしょうか。

私は違うと思っています。

私にとって投資は、

人生を安心して生きるための手段

です。

老後のお金に対する不安を減らしたい。

家族に迷惑をかけたくない。

自分がやりたいことにお金を使いたい。

そんな未来のために、今、資産形成をしています。

だから、資産を増やすこと自体が目的になってはいけないと思っています。

お金は、使って初めて人生を豊かにしてくれるものだからです。

58歳の私が投資で一番伝えたいこと

ここまで投資を続けてきて、私が伝えたいことは、とてもシンプルです。

焦らなくていい。

他人と比べなくていい。

一番儲かる商品を探し続けなくていい。

まず、自分の家計を整える。

生活防衛資金を確保する。

自分の目標を決める。

余裕資金で投資する。

自分が理解できる商品を選ぶ。

そして、無理なく続ける。

私は、この積み重ねが資産形成では何より大切だと思っています。

青さんのひとこと

私は投資で失敗しました。

個別株が約80%下落し、怖くなって損切りしました。

保険についても、以前はよく分からないまま加入していました。

お金について、もっと早く勉強しておけばよかったと思うこともあります。

でも、過去は変えられません。

変えられるのは、

今日からの行動です。

私は40代から家計を見直し、投資について学び始めました。

決して早くはありませんでした。

それでも、少しずつ行動を変えることで、資産は変わっていきました。

58歳になった今、私はこう思います。

資産形成に必要なのは、特別な才能ではない。

一度に大きく変えなくてもいい。

保険を一つ見直す。

使っていないサブスクを解約する。

ねんきん定期便を確認する。

新NISAについて調べる。

毎月1万円から積み立ててみる。

そんな小さな一歩でいいのです。

大切なのは、

自分の未来のために、今日できることを一つ始めること。

そして、焦らず続けること。

これが、失敗も経験した58歳の私が、家族や投資初心者の方に一番伝えたいことです。

「投資の考え方シリーズ」を振り返って

このシリーズでは、これまで次のテーマについて考えてきました。

  1. オルカンだけで本当に大丈夫?
  2. 暴落したらどうする?売る?買う?何もしない?
  3. 投資信託は何本持つのが正解?
  4. 50代は株式100%でいい?
  5. 一括投資と積立投資、本当におすすめなのはどっち?
  6. 利益が出たら売る?それとも持ち続ける?
  7. 新NISAだけで老後資金は足りる?
  8. 投資で一番大切なのは「続けること」
  9. 私が個別株投資をやめた理由
  10. 58歳になった今、私が投資で一番伝えたいこと

どの記事にも共通しているのは、

投資に絶対の正解はない

ということです。

大切なのは、誰かの答えをそのまま真似することではありません。

自分の年齢、家計、資産、家族、目標、そして性格を考えながら、

「自分が納得して続けられる方法」を見つけること。

このシリーズが、そのための一つのきっかけになればうれしく思います。

免責事項

本記事は、筆者個人の体験や考えをもとに作成したものであり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。

投資には価格変動リスクがあり、元本割れとなる可能性があります。また、将来の運用成果を保証するものではありません。

記事内の内容は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。制度や商品内容は変更される場合がありますので、最新の情報は各金融機関や運用会社の公式サイトでご確認ください。

この記事は、投資初心者の方が「自分で考えるきっかけ」になればという思いで書いています。正解は一つではありません。ご自身に合った資産形成を見つける参考になれば幸いです。

投資判断は、ご自身の目的や資産状況を踏まえたうえで、ご自身の責任と判断でお願いいたします。

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